皆さんチョコレートがどの地域で多く消費されているかご存じですか?チョコレートはいまや世界中で日常的に食べられるお菓子になりましたが、今回の記事ではチョコレート消費量上位の地域がどこなのかとその理由の考察、また日本の順位に対する考察を行っていきます。世界と比較して日本ではどれくらいチョコレートが消費されているのでしょうか。ぜひこの記事を読んでみてください。
本記事の他にも「甘さとしょっぱさの絶妙なバランス!ロイズのポテトチップチョコレートをレビュー」や「圧倒的な滑らかさ!ロイズ生チョコレート(オーレ)実食レビュー」などのレビュー記事も書いているので良かったら読んでみてください。
2023年の国別チョコレート消費量トップ30
順位 | 国名 | チョコレート消費量(一人当たり) |
---|---|---|
1 | スイス | 10.8 kg |
2 | ドイツ | 9.9 kg |
3 | オーストリア | 8.9 kg |
4 | イギリス | 8.5 kg |
5 | ベルギー | 8.3 kg |
6 | アイルランド | 8.0 kg |
7 | スウェーデン | 7.3 kg |
8 | ノルウェー | 6.8 kg |
9 | オランダ | 6.5 kg |
10 | フランス | 6.4 kg |
11 | デンマーク | 6.3 kg |
12 | フィンランド | 6.1 kg |
13 | アメリカ | 5.5 kg |
14 | カナダ | 5.2 kg |
15 | オーストラリア | 5.1 kg |
16 | イタリア | 4.9 kg |
17 | スペイン | 4.7 kg |
18 | 日本 | 4.6 kg |
19 | ポルトガル | 4.4 kg |
20 | チェコ | 4.3 kg |
21 | スロバキア | 4.2 kg |
22 | ハンガリー | 4.1 kg |
23 | ポーランド | 4.0 kg |
24 | ニュージーランド | 3.9 kg |
25 | ロシア | 3.8 kg |
26 | ブラジル | 3.5 kg |
27 | 韓国 | 3.3 kg |
28 | メキシコ | 3.1 kg |
29 | トルコ | 3.0 kg |
30 | アルゼンチン | 2.9 kg |
なぜランキング上位の国はヨーロッパで占められているのか
2023年の消費量ランキングでは上位12位が全てヨーロッパの国になっています。確かにチョコレートはヨーロッパのイメージが強いですがなぜこんなにもヨーロッパでチョコレートが消費されているのでしょうか。主に以下の要因が考えられます。
- 歴史的背景: ヨーロッパ諸国は、16世紀にアメリカからチョコレートがもたらされて以来、長い歴史があり、チョコレート文化が育まれてきました。
- 発達したチョコレート産業: スイス、ベルギー、ドイツなどの国々は高品質のチョコレート生産で有名です。これらの地域のブランドは世界的に評価されており、地元の消費者も高級チョコレートを簡単に購入できるため、消費量が多くなっています。
- 経済的要因: 多くのヨーロッパ諸国では、可処分所得が高く、高品質なチョコレートを頻繁に購入する傾向があります。
- マーケティングとイノベーション: ヨーロッパのチョコレートブランドはマーケティングに多額の投資を行い、新しいフレーバーや製品を継続的に開発しています。これにより消費者の高い関心を集め続けています。
日本におけるチョコレート文化
2023年のチョコレート消費量ランキングで日本は18位と微妙な順位でした。この数字だけを見ると世界と比較したときに日本でチョコレート文化は進んでいるとは言えなさそうです。それではなぜ日本のチョコレート文化は進みにくいのでしょうか?
いくつか理由が考えられます。まず日本には和菓子という日本独自のデザートがあり根強い人気があります。また和菓子はチョコレートと比べて軽い食感でヘルシーな商品が多いです。
加えて日本の湿度が高い気候は、チョコレートの保存や質感に影響を与えやすく、ヨーロッパと比べると日常的な消費には不向きな傾向にあります。
更に日本ではチョコレートはバレンタインデーなど特定のイベントに消費が集中する傾向にあり、日常の食文化に組み込まれていません。以上のように、
これらの要因によりヨーロッパと比較してチョコレート文化が浸透しきらないのだと考えています。
2023年の国別チョコレート消費量ワースト10
順位 | 国名 | チョコレート消費量(一人当たり) |
---|---|---|
1 | バングラデシュ | 0.2 kg |
2 | インド | 0.3 kg |
3 | インドネシア | 0.4 kg |
4 | ナイジェリア | 0.5 kg |
5 | パキスタン | 0.5 kg |
6 | ベトナム | 0.6 kg |
7 | フィリピン | 0.6 kg |
8 | エチオピア | 0.7 kg |
9 | エジプト | 0.7 kg |
10 | ケニア | 0.8 kg |
チョコレートの消費量ワースト10は全て新興国となっています。これらの国々は、文化的な嗜好や高品質なチョコレートへのアクセスの制限、経済的な制約などの理由で一人当たりのチョコレート消費量が少ない傾向にあります。トップ30の国と比較すると経済的な余裕はチョコレート消費の大きな要因のひとつとなっているようです。
まとめ
今回は世界のチョコレート消費量ランキングについて解説しました。それぞれの順位にはしっかりと理由があり、それを深堀りすることはとても有意義だと感じました。
日本のチョコレートの味は海外のものと比べても十分に美味しいと思いますが、今後更に日本でチョコレート文化が浸透し、世界に誇れる新しい商品がたくさん出てきてほしいと思っています。ではまた。
本記事の他にも「甘さとしょっぱさの絶妙なバランス!ロイズのポテトチップチョコレートをレビュー」や「圧倒的な滑らかさ!ロイズ生チョコレート(オーレ)実食レビュー」などのレビュー記事も書いているので良かったら読んでみてください。